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「声」にまつわるエピソード⦅2⦆

声を出す意味

考えるバスケットの会、「声」にまつわるエピソード2回目です。 文中に出てくる「目(さっか)さん」は、 小中学生クラブチーム「ガウチョーズ」 東洋大学 埼玉栄高校 を指導されてきた人です。 書籍もたくさん出していて、私の家にも2冊ほどあります。

ゲームメイクについてです。 ”リーダシップ”と言ったほうが 良いかもですね。 ・・ ・ あれは、高校2年。。 「お前がリーダーだ!声を出せ!」 と僕にPGとして必要な リーダーシップを教えてくれたのは、 元全日本プレーヤーの 目(さっか)さんという方なんです。 (※目と書いて、さっかと読む) 目さんは、 僕と同じ山口県出身でありながら 能代工業→日大→いすゞ自動車と渡り歩き、 アメリカ独立リーグ ABAにもチャレンジされた方です。 (和之なんかも思いきり影響を受けてます) 目さんがこのとき 言っている「声を出せ!」は、 本当の意味でのリーダシップです。 つまり、 がっつり人を 仕切るつもりで仕切れ! と言っているのです。 先輩・後輩関係なくです。 田舎の高校2年、、 坊主頭の中川の前に 突如現れた強面のプロ選手。 目(さっか)さんの そのときの威圧感が半端なく・・ 東京から来た人特有のオーラ! (これは思い込み??^^;) 盛り上がった胸板に整った髭! 190cm以上の分厚いガタイ。 そのいでたちで バカでかい声で 「声を出せー!」です。 半泣きでしたね、もう。。 「お前あのときのこと覚えてないん!?」 最近知ったのですが、 弟の和之曰く、 「腹から声出せー!」と 言われた直後の僕の声が あまりにも、か細かったようで・・ 「もっと声を出せー!!」と みぞおちに気合のワンパンを 注入していただいたそうです。 (コワさで記憶がなくなったか??^^;) 熱心に指導していただき、 ありがたい気持ちでいっぱいです。 ただ、、、 そこからすぐに PGとしてリーダーシップを 張れるようになったかと言うと、、、 実はそんなことなくて・・・ その後、U-18の選考キャンプでも 仙台高校の佐藤久夫先生から 「声が全く出てない。」 と厳しく指摘されました。 高校まで 何回も同じところを グルグル行ってましたね…. 自分、ダメダメです。 当時は、 大人の言っていることが 耳から脳に届いてなくて>< 「声を出せー!」 を本当の意味で理解できていませんでした。 視点が低かったです。 あの頃から月日が経ち、 いま色々経験して、 大人の脳みそになった僕が 20年前の自分に伝えたいのは、 「お前がリーダーだ!もっと声出せ!」 です。 やはり、 目(さっか)さんと 同じことを言いますね。 声を出すって むちゃくちゃ大事です。 声でプレーの統制をとれるし、 攻守に軸ができ、 一体感も生まれます。 目(さっか)さんが エネルギーを燃やして 伝えてくれたことは、 間違いなく正解でした。 ”声”の重要性を 本当の意味で理解できている今、 自分の苦い経験ふまえて これからの世代に 伝えていきたいと思います。 ・・・ということで、 ガードの皆さん、 声出しましょうね! それだけで チームのプレー、 マジで変わりますから。 はじめは 気恥ずかしさや、 人を仕切ってまとめる 重圧&プレッシャーみたいなのが ありますが、超えていきましょう。 その壁を破れたら、 一気に見える景色が変わりますよ。 ぜひ声を出してのリーダーシップ、 少しずつでいいので トライしてみてください。