4 コーチング

男女日本代表 強化・活動方針②

後出しジャンケンできますか?

〜興味深かった話〜

【恩塚HC】

「こうきたら、こうする」

という攻めのパターンを知っておくことが大事で、

後出しジャンケンができていますか?ということ。

 

ここで重要なことは、

後出しジャンケンをするうえで必要な

「グー」「チョキ」「パー」

という選択肢を選手全員が持っているか?です。

A君は「グー」と「パー」しか出せない、

B君は「パー」と「チョキ」しか出せない。

そんな選手がとても多いと感じています。

そして、指導者は選択肢をしっかり教えることが重要だと感じました。

 

例えば、

味方のミドルラインドライブに対して、

「グー」  ドリフト

「チョキ」 バックカット(ダイブ)

「パー」  ドロップ(リフト)

このような選択肢を持っているかどうか

DFのディナイが強い状況で(仮にこの状況を「パー」だと考えると)、

後出しジャンケンをするなら「チョキ」を出して、

バックカットすれば勝てるのですが、

「チョキ」を知らなければ、

「グー」や「パー」しか出すことが出来ず、

ディナイが強いDFに対する合わせ方が分かりません。

 

予測ができる=後出しジャンケンが出来る状況で、

自分から先にジャンケンの手を出したり、

相手と同時に手を出すことは勿体無い。

後出しが出来る=勝つ選択肢を選べる

ということも言えるので、

わざわざ負ける必要はありません。

 

仲間の動きとDFを見て次のプレイを予測し

後出しジャンケンをする、

そのためにジャンケンで使用する選択肢をしっかり指導する、

こういったことを伝えたいのだろうなと感じました。

とても分かりやすい内容で説明してくれた恩塚HCと、

今後の日本女子代表に期待したいと思います。