後出しジャンケンできますか?
〜興味深かった話〜
【恩塚HC】
「こうきたら、こうする」
という攻めのパターンを知っておくことが大事で、
後出しジャンケンができていますか?ということ。
ここで重要なことは、
後出しジャンケンをするうえで必要な
「グー」「チョキ」「パー」
という選択肢を選手全員が持っているか?です。
A君は「グー」と「パー」しか出せない、
B君は「パー」と「チョキ」しか出せない。
そんな選手がとても多いと感じています。
そして、指導者は選択肢をしっかり教えることが重要だと感じました。
例えば、
味方のミドルラインドライブに対して、
「グー」 ドリフト
「チョキ」 バックカット(ダイブ)
「パー」 ドロップ(リフト)
このような選択肢を持っているかどうか
DFのディナイが強い状況で(仮にこの状況を「パー」だと考えると)、
後出しジャンケンをするなら「チョキ」を出して、
バックカットすれば勝てるのですが、
「チョキ」を知らなければ、
「グー」や「パー」しか出すことが出来ず、
ディナイが強いDFに対する合わせ方が分かりません。
予測ができる=後出しジャンケンが出来る状況で、
自分から先にジャンケンの手を出したり、
相手と同時に手を出すことは勿体無い。
後出しが出来る=勝つ選択肢を選べる
ということも言えるので、
わざわざ負ける必要はありません。
仲間の動きとDFを見て次のプレイを予測し
後出しジャンケンをする、
そのためにジャンケンで使用する選択肢をしっかり指導する、
こういったことを伝えたいのだろうなと感じました。
とても分かりやすい内容で説明してくれた恩塚HCと、
今後の日本女子代表に期待したいと思います。