4 コーチング

伸びる選手の特徴

下を向くかどうか

社会人クラブチームでも高校生でも同じことが言えると思いますが、

「この選手は伸びるだろうな」と

わかる選手には共通する特徴があると思います。

「下を向くか向かないか」

たったそれだけです。

 

色々な場面でそれは出てきます。

・能力の高い選手が加入(入学)した時

・試合に負けた時

・プレイタイムを満足にもらえなかった時

 

例えば練習中。

下を向く選手は、

だんだん声が出なくなったり、

プレイが消極的になったり、

強度が下がったり(ハードワークができなかったり)。

そういった場面では、

「上手になりたい、勝ちたい気持ちを全面に出そう」

そういった声かけをしたり、

時に厳しい言葉をかけたり、

「それができる選手」だということを伝えます。

 

しかし、強い気持ちで練習を続け、

上を向くことができる選手は少なく、

大抵の選手はそこで自分に負けてしまい下を向いてしまいます。

 

ただ諦めてしまうだけではなく、

仲間のせいにしたり、

コーチのせいにしたり、

システムのせいにしたり、

自分にベクトルを向けることができない選手が多いのです。

 

言いたいこともあるだろうし、

不満もあるでしょう。

それをグッと堪えて、

自分にベクトルを向けることができる選手。

下を向かず上を向いてチャレンジしていく選手は必ず伸びます。

 

大事な場面でプレイタイムを与えられる選手は、

コーチからそういった信頼がある選手だと思います。

練習に来ているから出してあげようとか

シュートが入るとか高さがあるとか、

そういった話ではないのです。