4 コーチング

アドバンテージを有効に

アドバンテージを消さない

高校生でよく見るシチュエーションですが、、

アドバンテージ(ギャップ)を上手に使えない場面が多いように感じます。

例えば、

45度からミドルラインにドライブをしてDFを抜いた状態でペイント近辺でヘルプが寄ったとします。ドライブをした選手は逆サイドでフリーとなった仲間にキックアウトを選択し、DFはローテとなって急いでクローズアウトをしてきたという場面。

・DFはクローズアウトが発生している

・DFはローテが発生している

この2つを考えると、OFにアドバンテージがありDFにギャップが生じていると判断できると思います。

ここでギャップを利用してすぐにドライブを選択すると、さらにアドバンテージが出来る状態になり、大きなギャップを作ることが出来るし、クローズアウトが遅ければ積極的に3Pを狙って良いと思いますが、上手くこの判断が出来ない場面を見かけます。

DFが必死にクローズアウトしてきて、ペイント近辺もローテ対応が出来ていない状況なのに、クローズアウトしてきたDFを待ってから1on1を始めるようなそんな状況です。

せっかく最初の1on1で作ったアドバンテージ(ギャップ)を無駄にして、また1からアドバンテージを作らなければならない状況に自らしてしまうことがとても勿体無い。

DFの状況を見ずに自分がしたいプレイを優先してしまっている状況だと思うので、これについては選手と話しながら改善できるように進めています。

視野を広げて見ることが大事なのですが、それが出来ていればこのような状況になっていません。

まずは、

・DFがクローズアウトしてきたら

・シュートを狙う

・クローズアウトに対してカウンタードライブ

ということを意識させて、

アドバンテージがあれば積極的に攻めることを練習する。

これを理解できてから、

アドバンテージがある状態でパスが出せるとエキストラパス(goodよりbetter)も選択肢になる、という流れが良いのかなと感じています。

一つずつ覚えるということが大切です。