4 コーチング

繰り返し指導する必要性

勝つチームを作るコーチ

実績のある先生やコーチの練習を見学させていただいて一番感じることは、

「繰り返し練習させる」重要性です。

選手はもう理解しているのでは?と感じても、

選手がプレイとして表現できるまで繰り返し練習させているイメージがあります。

これは、分解練習に限らず練習終盤のスクリメージで表現できていなければ、

再度同じ説明をして分解練習に戻ったり、

その前の段階に戻ったりという感じですね。

この指導方法は当たり前のように感じるし、

特別難しいことではありません。

誰もが簡単にできることですが、とても根気のいる作業です。

同じことを説明し、同じことを注意するわけなので、

指導している方もフラストレーションが溜まるし、

指導される選手も「そんなのわかってるよ」と

あまり宜しくない態度をするかもしれません。

それでも、繰り返し繰り返しできるようになるまで練習を続け、

同じことを指導し続けることが出来るコーチはなかなかいません。

勝つチームを作るコーチと、

選手に力をつけさせることが出来ないコーチの差は、

こういった部分もあるのではないかと思います。

 

練習を見学させていただいたなかで、自分と何が違うのか考えた時に、

「繰り返し練習する」「繰り返し言い続ける」

この部分はまだまだ自分には出来ていないなと気付かされました。

言い続ける方も気分は良くない、

言って嫌な態度を取られてもストレスが溜まる。

でも、実際「出来ていない」わけです。

頭で理解していても、仲間のせいにしてみても、

選手はプレイで表現できていない。

それを選手に繰り返し伝えず次に進み「臭い物に蓋をする」

これが自分の指導力の無さなんだろうなと思います。

だって選手は「出来ていない」のだから。