少ない練習時間の中で
クラブチーム(BRAHMAN)における練習方法について
練習内容について、どんな練習したら良いですか?
練習日数が限られている中でどう取り組めば良いか?
という質問が数件あったので、もう少し説明します。 私が長年クラブチームを指揮した経験と、 育成年代を指導している経験を基にした考え方になります。 日々勉強していますので、 翌年同じことを聞かれたら違うことを言うかもしれませんし、 過去は違うことをしてたかもしれません。
①チームコンセプトは必要
・BRAHMANは結成当時からブレていません
・走る=ランゲーム
・チームコンセプトを強化、習慣化する練習は毎回変えない
・細かくなくて良いと思います
・DFを頑張る!とか、みんなでバスケを楽しむ!とか
・コンセプトを意識した練習を継続することが大事
②基本となる約束事を決める
・出身校が違うメンバーが多い
・多くのメンバーが良い指導者に教わってきている
・教わってきた内容に間違いはない
・チームの約束事と同じかは別問題
・ディレクションはミドル?サイドライン?
・5out、4out1in、3out2in
・そこを理解していないメンバーが多いならまずは約束事を一つずつ確認する練習を
・約束事は簡単に分かりやすく
③チームに必要なバスケット(戦術)はプレイヤーと一緒に決める
・部活動、地域リーグ、プロと違うのは指導者が「絶対」ではないこと
・これはクラブチーム特有の概念
・指導者(監督)の考えるバスケットとプレイヤーがやりたいバスケットは必ずしも一致しない
・チームに関わる全員で決めることが大事
・BRAHMANでは納会がある
・年間を通して取り組む戦術は納会で決定する
・年間の練習日数を逆算して、取り組む戦術を絞る
④戦術練習
・クラブチームの練習は全員集まることが少ない
・戦術練習は数か月単位で継続して取り組む
・その期間に新たな戦術練習はしない
・メンバーの組み合わせを数通り試す
・復習を兼ねて毎回練習前に説明する
・出来ることと、出来ないことの判断
・例えば、ゾーンディフェンスの取り組み
・全員が全ポジションできるようになることは理想
・実際は全部覚えることは出来ず選手は混乱する
・役割を固定して取り組むべき
・試合の日にいなければその戦術は使わない
・絶対に守るべきところと捨てざるを得ないところを明確にする
⑤練習内容
・戦術練習以外はメニューを変えなくて良い
・同じメニューの中で細かい詰めをしていく
・例えば4on3 → 4on4
・走るコース、トレイラーが入るタイミング、トレイラーが走り込む位置
・アウトナンバーの守り方、セフティーの確認
・シュートのタイミングは都度指導する
・今のは打つべき、打つべきではない
・小さなミスはたくさんある
・チャレンジして起こったミスと、不注意で起きたミスを明確に分ける